Sep 29, 2010
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【ソウル聯合ニュース】木下恵介、小林正樹、木村威夫3監督の作品を上映する「3人の日本巨匠展」が来月1〜20日にソウル・上岩洞のシネマテクKOFAで開催される。韓国映像資料院が19日、明らかにした。
木下監督は戦後の日本映画界の黄金期をけん引。小林監督は1962年にカンヌ国際映画祭審査員特別賞の受賞作「切腹」などで知られる。木村監督は60年間200作品の美術監督として活動し、90歳で長編を演出した世界最高齢の長編映画デビュー監督だ。
今回の企画展は3監督の代表映画26作品を一堂に集めた。ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞した「二十四の瞳」など木下監督の代表作10本、「切腹」「怪談」など小林監督の作品8本、「夢のまにまに」など木村監督の演出・美術監督作品7本が紹介される。このうち、16作品は韓国では初公開となる。
来月15〜16日には「切腹」などに出演した俳優の仲代達矢が来韓して観客と交流する。同企画展は8月に光州でも行われる。
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19日、シアターN渋谷で、映画『ヤバい経済学』から「日本経済を斬る!」と題したトークショーが行われ、今年いっぱいでのジャーナリスト引退宣言を行った上杉隆氏が「ヤバい」トークショーを行った。
映画『ヤバい経済学』写真ギャラリー
経済学者のスティーヴン・D・レヴィットと、ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーが著したベストセラーを映画化した本作。「子どもは名前で人生が決まる」「ニューヨークで1990年代に犯罪が激減した理由」「賞金で高校生の成績が伸びるのか」といった多彩なテーマを、統計的なデータを駆使して「人々の思い込みを打破」するべく、ひも解いていこうというユニークな内容となっている。ダブナーはニューヨークタイムズの記者としてキャリアをスタートさせた気鋭のジャーナリストであるが、実は上杉氏もニューヨークタイムズの元記者だったという共通項がある。「この作品も、ニューヨークタイムス方式というか、それぞれの価値観と方法論で、いろんな事例の取材をやっていくというのが特色なんです」と本作のユニークな内容を解説する上杉氏だった。
また、劇中では大相撲の八百長について言及している点も日本人には興味深い点だろう。劇中で「八百長は無い」と断言する元横綱・曙に対し、ジャーナリストの武田頼政氏が、相撲界の八百長疑惑や、時津風部屋の力士暴行死事件などについて赤裸々に語るくだりがある。上杉氏によると、このインタビューを受けたのは、相撲界の闇を次々と暴いていく武田氏を相撲協会が提訴するに至り、大手メディアが武田氏に距離を置き始めた頃だったという。「だいたい日本で干されると、海外の取材が多くなるんです。僕も放射能問題で干されたら、逆に世界中から多く取材を受けるようになった」と自虐的なジョークで会場を笑わせるも、「今となっては武田さんの取材が正しかったことが証明されましたよね。報道は時代の空気とともに変わりますから」と語る上杉氏。
日本でジャーナリスト活動をする上で、世界でも日本にしかない「記者クラブ」制度という問題は切り離せない問題となる。「簡単に言えば、『直ちに人体に放射能の影響があるものではありません』というような、政府や東電などが言ったことであれば、どんなにでたらめなことであろうが、それが正しいと報道し続けることです。そこから外れた報道をやろうとすると消されてしまう。日本の言論の偉い人に限って、言論の多様性を認めようとしない」とメディアの現状を語る上杉氏。「もちろん新聞でもテレビでも素晴らしい報道がたくさんあります。それら全てを否定するものではありません。ただ、今のテレビ、新聞、政府が行っている独裁国家以下のような状況を直せば、自然と議論とか、言論の健全性も保たれていくのではないでしょうか。決して難しい取材はいらないんです。原発にも推進派、反対派がいるように、どちらかに偏るのではなく、多様な価値観を提供してほしい」とせつせつと訴えかけていた。
ちなみに武田氏は先日、大相撲とは全く関係のない「ブルーインパルス」という書籍を出版、高い評価を受けている。上杉氏はそんな武田氏の状況に触れながら「僕自身も、記者クラブという問題に疲れました。原発報道もうんざり。海洋汚染やメルトダウンなど、自分が書いてきたことも、デマ扱いされるし……。しかもそれが3、4週間遅れて報じられる。別に手柄をとりたいわけではなく、それを何でそのときに発表しなかったんだ。そうすれば助かった人もいただろうに……。今はそういう無力感があるので、これからは(上杉氏の好きな)ゴルフ方面で活躍しようかと思っています」と冗談交じりに語っていた。しかし、その奥底には、なかなか改善されることのない日本の現状を憂(うれ)いているようにも見えた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ヤバい経済学』は新宿武蔵野館、シアターN渋谷ほか全国順次公開中
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